
資産運用を始めたいと思っている人は増加傾向にあります。
今の時代、銀行に現金を預けていてもお金が大きく増えることはありません。
そこで興味を持つのが資産運用ですね。
ただ資産運用をしていく上で抑えておかなくてはいけないのは、失敗しない為に何をすれば良いのか?ということ。
資産運用に失敗すると、
- 資産が減る
- 借金をすることになる
- 精神的苦痛やストレスを抱える
- 損失資産を補おうと仕事で無理をして健康を損なう
- 資産運用に失敗すると精神的、肉体的に日常の生活面で支障をきたすことになる
といった状況に陥ってしまう可能性があります。
資産運用は元本保証がない為、失敗すると資産が減るリスクがあります。
また利回りの高い投資商品は、その分元本割れのリスクが増します。
銀行預金は元本保証がありますが、金融機関が破綻すると決済用預金を除き、元本1,000万円までと破綻日までの利息しか保証されません。
要するに銀行に預けているから安心とは全く言えないのです。
今回の記事では、初心者が資産運用で失敗しない為にも、失敗するパターンを紹介して同様の過ちを回避してほしいと思います。
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資産運用に失敗した先に待っていること
それでは資産運用で失敗してしまうと、どういった状況に陥ってしまうのかを見ていきましょう。
借金を抱える可能性がある
資産運用に失敗すると、元本割れどころか借金を抱えてしまう可能性もあります。
借金を抱えるケースとしては、レバレッジ取引で追証が発生するケースです。
FXや株などがレバレッジ取引に該当します。
レバレッジをきかせることで、最大投資金額の25倍の金額で取引可能。
ただレバレッジ取引は、実質的に借金をして資産運用をしていると認識する必要があります。
FXや株は大きな利益を得ることが期待できる判明、大きな損失を抱えることになるリスクがあることを知っておくことが大事です。
精神的ストレス
資産運用に失敗すると、精神的苦痛やストレスを抱えることになります。
例えば手持ち100万円が、借金100万円になってしまったら誰だってショックですよね。
ストレス耐性が低い人はうつ病などの精神疾患を発症することもあります。
金融商品の相場は日々変動します。相場が上がると思って投資しても実際は下がるしょうな値動きをしたら不安感は増します。
これがローリスク・ローリターンの商品であればダメージも少ないでしょうが、ハイリスク・ハイリターンの商品であれば不安感は当然増大します。
さらに、短期的な値動きに喜んだり心配になったりすると、精神状態が不安定となり、この状態が続くことでストレスが常習化します。
また値動きの予想を大きく外してしまうと、自責の念に駆られてしまうことになり、これが原因で精神疾患を発症してしまう人もいます。
損失金額を補おうとすることで過重労働になり健康を損なう
資産運用に失敗したことで、減らしてしまった資産を補おうと無理な労働をしてしまい、結果として健康を損なってしまう場合があります。
特に多いのが生活資金を資産運用に回してしまっている場合。
生活資金が無くなってしまうことを防ごうとして、無理して仕事をしてしまうパターンが多いです。
こうならない為にも、生活資金には手を出さないと決め必要があります。
さらに海外の金融商品に投資をして失敗してしまうと、夜間も相場の値動きが気になってしまい、睡眠不足の状態で仕事をするハメになります。
そうなると当然、ミスや事故の原因に繋がってしまい仕事に悪影響を及ぼしてしまいます。
資産運用で失敗するパターン
ここからは資産運用で失敗するパターンを紹介していきます。
運用の目的や目標金額を決めない
資産運用で失敗する最も多いパターンは、運用の目的や目標金額を決めないまま初めていまうこと。
目的や目標を決めずにビジネスで成功しますか?そういうことです。
しかし多くの人は金融商品を購入したこと自体に満足してしまい、その後購入商品が暴落していても、気がつかないというケースがあります。
売買のタイミングなど自分なりのルールを決めない
次の失敗のケースが、売買のタイミングなど自分なりのルールを決めないこと。
目的た目標と同様に運用ルールを決めておかないと、ほとんどの人が損をしていまします。
例えば、「〇〇の株は1年後に売ろう」「株価が○%上がったら売ろう」など具体的なルールを決めることで、コツコツと利益を増やしていくことが可能になってきます。
とくにルールとして決めておかないといけないのが、株価が値下がりした場合です。
この時「いずれ戻るだろう」と放置した結果、目も当てられない状態になってしまうケースがある為、「元本が○%減ったら損切りしよう」など、自分流にルールを設けることが大切です。
分散投資をしない
次の失敗のケースが分散投資ができていないこと。
リスク回避の為には投資先を分散しておくことが必須です。
投資先を一択にしていた場合、仮にその銘柄の企業業績が悪化したら投資した株価は暴落し、資産は大きく減ることになります。
もし投資先を2つにしておけば、「○が下がっても△は上がる」となり、資産が減るリスクを回避できます。
株や債券、REITなどに投資先を分散してリスクを分散するという考えを持つことが大事です。
運用を専門家に任せる
資産運用の初心者の人に多い失敗のパターンが、運用を専門家に任せっきりにしてしまうパターン。
専門家はプロである為、知識は当然ながら豊富です。なので安心して任せたくなる気持ちも分かります。
ただし市場の動きや銘柄のチャートを予測することはどんな超人にでもできません。
〇〇ショックといった暴落を予測できた人はいたでしょうか?不可能ですよね。
要するに専門家に運用を任せたとしても、資産が保証されるわけではないということ。資産運用は自己責任が伴うのです。
余剰資金を超えた金額を運用してしまう
資産運用していく上で、投資する金額は余剰資金の範囲内で行うことが大切です。
余剰資金を超えた金額で投資をしてしまうと、万が一自分自身になにかあった場合に、生活費が足りなくなってしまいます。
この時に「株を売って生活費にあてよう」と考えたとしても、その時株価が購入時より高い保証はありません。
仮に株価が購入時より下がっていれば、結果として損失を被ることになります。
軽い気持とで仮想通貨やFXに手を出してしまう
資産運用において大きな損失額を出す、または借金を抱えるケースとして仮想通貨やFXでの失敗が多いです。
仮想通貨やFXは株式取引に比べ手数料が安く、24時間好きな時間に売買ができることで、手軽に始めることができます。
しかし仮想通貨やFXは短時間で大きな値動きをするハイリスクな特性を持つ金融商品です。
特にFXは投資元本以上の金額でレバレッジをかけて運用することができます。
仮にレバレッジをかけて失敗した場合、損失額を補填するための資金が足りないので、金融期間で借金せざるを得ない状況になります。
手軽に始められることが原因で、詳しく調べずに仮想通貨やFXといったハイリスクの金融商品に手を出してしまうと、大きな落とし穴に陥ってしまいます。
短期トレードはプロがしのぎを削っていますので、初心者がいきなり参入して簡単に資産を増やせるわけがありません。
金融商品の仕組みやシスクについてしっかりと勉強する必要があります。
なので資産運用で失敗しないコツとしては、上記の項目を一つずる潰していけば、大きな損失を被るしリスクが減るということになります。
また個人的にオススメなのは、コツコツと元本を増やしていく積み立て投資。
長期で積み立てていくことにより、元本割れのリスクを低減することができます。
これも時間を分散する分散投資の手法です。
さらに積み立て投資であれば、値動きによる不安からも開放されることになり、初心者が最も取り組みやすい資産運用となっています。
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