千葉大学病院で2017年に医療ミスがあったことが判明しました。

50代の女性に対して、手術の必要がない乳がんの手術をしたとのことです。手術をしたのは男性医師で、左乳房のがんを右乳房のがんだと思い込んだことがミスに繋がったとされています。

一体なぜ男性医師は勘違いをしてしまったのでしょうか。

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千葉大学病院で起きた医療ミスの概要

千葉大学医学部附属病院は29日、50代の女性に対し、必要のない乳がん手術を行う医療ミスがあったことを明らかにし、謝罪しました。

千葉大病院によりますと、2017年9月に左乳房に乳がんが見つかった50代の女性に対し、右乳房についても悪性だと誤認し、両方の乳房の切除手術を行ったということです。

この50代の女性は千葉大病院と県内の別の病院の2か所で診察を受けていましたが、いずれの病院でも千葉大男性医師は診察の過程で乳がんが見つかった左乳房の報告書を右乳房のものだと思い込み、病理検査の際にも左乳房の標本を右乳房だと勘違いし、診断を行っていたということです。

手術後の病理検査で右乳房に悪性所見が見られなかったため判明したということで、千葉大病院は女性と家族に対し謝罪し、示談が成立しているということです。

なお、担当した男性医師はすでに退職していて、千葉大病院は処分の有無について、個人の特定に繋がるとして明らかにしていません。病院の同じ男性医師が担当していました。

人間誰しも完璧な人はいません。しかし、プロとして押さえるべき点はしっかり押さえることは必須です。決して手を抜いていいことにはなりません。

それが相手あることなら尚さらです。しっかりと再発防止に取り組んでほしいです。

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千葉大学病院で医療ミスをした男性医師の名前と顔画像

千葉大学病院で起きてはならない医療ミスをした男性医師はどんな人物なのでしょうか。

この件に関しては、個人の特定に繋がることを防ぐために、詳細は伏せられていました。

なので名前はもちろんのこと、素顔も明らかになることはないでしょう。

男性医師はすでに退職をしているとのことですので、この医療ミスが原因で退職にしたのかも気になるところ。

千葉大学病院の医療ミスに対する再発防止策は?

今回の医療ミスが起きた原因としては、診察の過程で乳がんが見つかった左乳房の報告書を右乳房のものだと思い込んだことでしょう。

要するに男性医師の確認の甘さが直結の原因になるでしょう。

こういった経緯に対し千葉大学病院は、

  • 医師が患者に検査結果を説明する際は必ず患者と一緒に逐一確認する
  • 患者の診断が2つの施設にまたがる場合は別の医師が初診を担当することや紹介状に目を通す

といった再発防止策を提示しました。

これらの再発防止策からして、今回のケースでは女性は別々の病院で診断を受けていましたが、おそらく同じ医師が診断していたということになるのではないでしょうか。

乳がんの検査には、

  • マンモグラフィ検査
  • 乳房超音波検査
  • 針生検下の組織診

といった精密検査を行います。これらの検査をした上で左の乳房と右の乳房を勘違いしてしまうというのが、信じられませんよね。

どうのように患者に説明していたのでしょうか…。

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千葉大学病院で起きた医療ミスの賠償金は?

千葉大学病院では、過去にも看護師の医療ミスで損害賠償を支払ったことがありました。

千葉大医学部付属病院(千葉市)で形成外科手術を受けた埼玉県の男性(26)と両親が、術後の処置のミスで重い障害を負ったとして千葉大に約3億2千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10日、東京地裁であった。佐藤哲治裁判長は看護師の注意義務違反を認め、約1億5千万円の支払いを命じた。

この時の医療ミスは1億5千万円でした。

今回の医療ミスでは示談が成立しているとのことでしたので、ここまで大きな金額ではないにせよ、それなりの金額を支払ったと思われます。

過去に似たような事例がありましたので参考にしてみたいと思います。

高砂市民病院が検体を取り違えて乳がんと誤診し、20代の女性が乳房の一部を切除された医療ミスをめぐり、市は29日、女性が市に約1850万円の損害賠償を求めた訴訟で和解する方針を明らかにした。市は女性に謝罪し、和解金など約620万円を支払うといい、12月2日開会の市議会に関連議案を提出する。

この事例からして、同等の金額くらいなのではないかと思われます。

千葉大学病院での医療ミスに対し世間の反応は?

ウルカウルカ

あってはならないミスです。

レッサーくんレッサーくん

これ…取り返しつかんでしょ。
女性にとってはとても辛い事。
お金では取り戻せないけど、それでも
出来る限りの賠償をしてあげて欲しい。

フラミフラミ

片方だけでも相当辛かったと思います
それが寝て覚めたら両方だなんて…言葉が出ない

ダーチョダーチョ

素人考えですが こんなアホみたいなことしでかす医師が手術を担当してることが恐ろしい。 医師免許はく奪でいいと思う

マーチマーチ

今じゃ千葉大医学部は、東大理1程度に難しい。偏差値が高くても、うっかり八兵衛では医者失格だわね!

ラッコリラッコリ

片方あるのとないのじゃ補正下着を付けた時に服の上からの見た目全然違うと思う。本当にありえないし考えただけでも悲しい出来事。

ブータミンブータミン

乳ガンで、片方だけでも自分の大切な身体にメスを入れることは、ご本人にとって本当に辛いことなのに、誤診で両方切除するなんて、あってはならない事ですね。

トゲねずトゲねず

私が入院した病院は手術前に担当ドクターが来て
手術する側に間違いがないか本人に確認の上
手の甲にマジックで印を付けてくれました。
手術当日は手術室に入ったら再度
手術室の看護師から手術する箇所と側を確認されました。
名前と手術する箇所はしつこいくらいに
言いましたよ。
ミスしない為の当たり前の作業でしょ?

プーシープーシー

何か凄いな。あってはならないミスだよね。
ここまで重大なミスをする場合、交通事故を例に挙げれば些細なミスはその何十倍もしていると言う事であるので、医師の資格を停止するべきでは?

今回の医療ミスを起こした医師が千葉大学病院を退職後、また別の病院で診断をしているのかは分かりませんが、仮にまだ現場に立っているのであれば非常に怖い話です。

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