近年、欧米では20〜30代の間で「FIRE(ファイア)」する人が増えているようです。早期リタイアがブームになりつつあるわけですが、FIREする為にはどれくらいの貯蓄が必要なのかというのが気になるところです。

今回は「FIRE」について詳しく紹介していきます。

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従来の早期リタイアとFIREはどこが違う?

最近では新型コロナウイルスの影響もあり、リモートワークが普及してしています。リモートワークにより働く場所や時短勤務、さらには一週間の勤務数も3日から4日といった勤務形態の多様化が見られます。

こういった背景もあり60歳まで働くといった常識も、改めて考え直したいと考えている人は多いと思います。

そこで働き方の選択肢として、欧米で流行っているのが「FIRE」です。

FIREの意味としては、

  • Financial Independence→経済的自立
  • Retire Early→早期退職

の頭文字です。端的に言いますと早期退職してお金の為に働く縛りから開放するという概念を指します。

お金の縛りがないと聞くと、富裕層だけが実現できる生活といったイメージを持つ人が多いかと思いますが、この早期リタイアのイメージは日本でも特に目新しいものではありません。

ですがFIREと従来のセミリタイアが違うのは、ビジネスなどで成功したり資産相続でリタイアする人だけがなれる生活ではないということ。FIREを実践できている人というのは、毎年の生活費を賄えるぐらいの貯蓄、さらに節約を意識しリタイア後も投資などで収益を得ることで経済的自由を目指していきます。

固定費を下げて、浮いたお金をインデックス投資などに積極的に回していく。さらに不動産投資得られた家賃収入でFIREしたといった話も聞きます。

米国でブームとなったFIREですが、今ではグローバルに広がっています。実践する著名なブロガーが多くいますし、ニューヨーク・タイムズなどのメディアで取り上げられたりしています。

FIREを目指している人は、マイホームやマイカーに憧れを待たないとされ、従来の価値観に縛られない傾向にあります。過剰消費の為に貴重な時間を使って労働に充てることに反発し、豊かな人生設計を模索し自分で作り上げていく意識が背景にあるようです。

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FIREに必要な資産は?

ではFIREする為には、どれくらいの資産が必要なのでしょうか。目安があることでそこに向けて頑張るモチベーションに繋がるでしょう、

目安は年間支出×25

よくFIREする為に必要な貯蓄額の目安として言われているのが、年間支出の25年分です。これは年齢に関わらずどの世代にも共通です。

重要なのはFIREの貯蓄額は投資元本であるということ。リタイア後は投資による収益で暮らすことが基本原則となります。なので一方的に家計が目減りしていくということではありません。

仮に生活費が年間で240万円必要であるならば、投資による利益が240万円を上まればFIRE達成できるということになります。

利回り5%のインデックス投資の場合で考えると5000万円で年間250万円の利益になることが予測できますので、FIREする為には約5000万円必要ということになります。

もしくは1年間の支出240万円×25で計算すると6000万円になる為、6000万円必要という考え方もできます。なのでこの場合5000万円から6000万円は必要という考え方ができます。

ただし目標金額は個人個人の生活費によって上下します。なので生活費が低ければ低いほどFIREに必要な貯蓄額は少なくて済むということになります。

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4%ルールとは?

4%ルールとは、生活費を投資元本の4%に収めることができれば、資産を減らすことなく暮らしていくことができるという仮設です。退職後の資産運用で4%未満に支出を抑えることができれば、30年以上資産が維持できるという調査結果もあります。

米国と比べて日本のインフレ率は低水準です。インフレ率は低くその一一方で運用利回りは米国のFIREと同じ7%だとすれば、早期リタイアに必要な目標金額は一気に小さくなります。

投資元本に対する生活費は4%ルールではなく、5%や6%とゆとりを持って計画を立ててみるのが良いかもしれません。

要するに早期リタイアの目安は年間支出×25ではなく、17から20と考えることができ、目標額についてもかなり下がることになります。

運用利回りが高ければ高いほど、必要な貯蓄額は少なくて済むということがお分かりいただけたでしょうか?

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一生働かないという考え方はしない

FIREが特徴としては、経済的自由の為にお金持ちになることがゴールではなく、豊かな人生を楽しむことが目標です。人によって豊かさの定義は様々でしょうけど、〇〇歳までに1億円貯めて引退するおという目標が設定されているわkではありません。

そのため、自分の好きな仕事をしながら収入を得る「サイドFIRE」という生き方や、気の合う仲間がいる職場に週に数日だけ出勤する働き方の「バリスタFIRE」など、色々な選択があります。

さらに都市部のような物価が高い場所ではなく、地方などに引っ越して投資収益を得つつ、住居のコストを大幅に下げて生活している人もいます。

ふと思いつくのがブロガーでyoutuberのイケハヤさん。イケハヤさんは東京から高知県に住居を変えて、家賃が3万5000円になったと語っていました。固定費としてとても大きな家賃を抑えることができれば、生活費が下がるのでFIREするために必要な貯蓄や投資元本も下がることになります。

結婚していたり子供がいたりすると、マイホーム購入や新学費などの出費がありますので、個々のライフスタイルによって目標設定額は変わってくるでしょう。

早期リタイアの鍵になるのが節約と投資

比較的達成しやすいサイドFIREを目指すとして、仮に2000万円を目標金額に設定したとします。ではどうのようにして貯めれば良いのでしょうか?貯蓄していく上で決して簡単に貯められる金額ではありません。

まず考えなくてはいけないのが節約です。youtuberの両学長も固定費を下げれば人生が楽になると語っています。家賃はもちろんのこと、スマホ代や保険、マイカーなど節約できることは結構あるはずです。

こうして浮いたお金をどんどん投資に回すことが目標設定金額を達成するための近道になります。複利効果を狙う意味では若いうちから長期投資を続けるという考え方が大事であり、より高い利回りを目指すのであれば米国のインデックスファンドに投資いていくのが良いでしょう。

資産運用の利回りは5から7%と言われていますが、この利回りで20年30年と長期投資していけば元本は2倍くらいにはなるでしょう。収入を増やすことも大切ですが、早期リタイアをするためには資産運用がとても需要であることが分かります。

例えば毎月3万円を年利7%で15年間、積立投資したとしましょう。この計算でいくと元本540万円に対し約950万円に増え計算になります。早く目標を達成するには積立る金額を増やせば、その分早く達成できるでしょう。その為にも節約することが大切になってきます。

資産運用にオススメしたいのは「つみたてNISA」という制度でしょう。どういった制度か興味ある方は以下の記事を参考にしてください。

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