お金を貯めたいのに、毎月毎月無駄遣いをしてしまうと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。無駄遣いを減らすには家計の収支と浪費の原因を知ることが大切です。

今回は無駄遣いをなくすための方法を解説していきます。自分なりのルールを作って少しずつ貯金していきましょう。

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無駄遣いとは

そもそも無駄遣いとは、家計いおける支出の中でどういうお金を指すのでしょうか。また浪費についてや無駄遣いをどのようにすれば見つけられるのか紹介していきます。

家計における浪費が無駄遣い

家計における支出は、

  • 生活に必要な支出(食費・医療費・各種固定費)
  • 自己投資のための支出(交際費・美容)
  • 心を豊かにするための支出(趣味)

があります。目安の割合は5:1:4が理想です。

収入から浪費や投資などの支出が引かれるわけですが、これらの支出のうち不必要な支出である浪費が無駄遣いにあたります。

ただし上記に挙げたような支出には、必要だと思いこんでしまっているもの、実際には無駄遣いに含まれてしまっている可能性の支出もあります。

無駄遣いを見つけるには

では支出の中から無駄遣いを見つけるにはどうすばいいのでしょう。まずは家計簿を付け、生活に必要な支出、自己投資の支出、心を豊かにする支出の3つのカテゴリーを作り、使ったお金がどのカテゴリーに当てはまるのかを分けるのがいいでしょう。

カテゴリーを分ける際に該当しないものが無駄遣いに当てはまります。さらに家計簿を見返すことも重要です。購入したものを実際に今使っているのか?というのを振り返ることができますし、買ったものの中で役に立っていないものがあるとすれば、それは浪費になってしまいます。

そういった流れを把握するためにも、家計簿を付けるのは大事なことです。今はアプリで簡単に家計簿を付けてくれます。おすすめは「マネーフォワード」です。普段使用している銀行やクレジットカード、ネットショッピングサイトなどと紐付けることで、自動的に家計簿を付けてくれる非常に便利なアプリです。

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無駄遣いはなぜ減らないのか

家計簿を付けることで何に無駄遣いをしていたかが把握できるようになります。しかし思うように無駄遣いが減らない場合があります。一体なぜ減らないのか?その原因について考えられるポイントには、

  • 無駄遣いじゃないと思い込んでる
  • 無駄な固定費がある
  • なんとなくで継続している

があります。ここからはそれぞれについて詳しく解説していきます。

無駄遣いじゃないと思い込んでる

自分の中で無駄遣いではないと思っている支出、要するに必要だと思いこんでいる支出がある場合、当然ながら無駄遣いはなかなか減りません。

代表的なものは自己投資のための支出です。読書や筋トレ、交際費に美容など人それぞれ自己投資にかけているお金はあるでしょう。しかしいくらお金をかけても成果が出ないとすれば注意が必要でしょう。

自分自身では判断がつきにくいため、非常に厄介な無駄遣いと言えます。

他にも心を豊かにする支出の場合、衝動買いをしてしまう人は、実際に必要がない物を買ったとしても、それで心が満たされてしまっているわけですので、無駄と思わない傾向にあります。

自分で判断がつかない場合は、他の人に判断してもらうのも一つの手でしょう。そこで無駄だと言われれば思い込みの可能性が高いと言えます。

無駄な固定費がある

無駄遣いを減らす上で見返したいものの一つが固定費です。

  • 家賃
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 保険料

などで必要以上に高くなってしまっている固定費については変更や解約を検討した方がいいでしょう。

特に家賃は固定費の中でもウエイトが大きいので、もっと安い物件がないか探してみる価値はあるでしょう。他にもスマホの通信費が高いのであれば格安simに変更したり、必要のない保険に加入しているのであれば解約してみたりすることで、毎月の支出を抑えることができます。

固定費は変動費と違って1度見直すことで、継続して無駄遣いを減らすことに繋がります。早く見直せば見直すほど効果がありますので、後回しにせずすぐにやってみることをおすすめします。

固定費を削減する方法については以下の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。

なんとなくで継続している

月額サービスや定期購入品なども無駄遣いになっている場合があります。例えば音楽や動画配信サービス、スポーツジムやクレジットカードの会費、健康食品などの定期購入、お子さんがいる家庭では教育費などが当てはまります。

実際に日々使い倒しているのであれば、費用対効果は高いと言えますが、スポーツジムで言えば、行くのが面倒になって結局行けていなかったりなど、払っている金額に対して見合ってないものもあるのではないでしょうか。利用頻度の低いものを見極めて一度解約してみるのがいいでしょう。

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無駄遣いをなくす方法

無駄遣いをしないために実践しやすい方法として、

  • 毎月の予算を決める
  • 財布に入れるお金は必要最小限にする
  • 衝動買いをしない

を意識してみてください。それぞれの方法について詳しく解説していきます。

毎月の予算を決める

毎月の予算を決めその金額内で生活することを目指しましょう。まずは項目を2つくらいに絞って、慣れてきたら徐々に項目を増やしていくことで、最終的に全項目で予算決められるようになっていきます。

また決まった毎月〇〇円貯金すると決めた場合、お給料が入った時点で先に貯金するというのがおすすめです。月末に余った分を貯金する方法だと使い切ってしまうリスクが高くなりますので、最初に貯金して残ったお金でやりくりする方法のほうが確実に貯金できます。

財布に入れるお金は必要最小限にする

無駄遣いをしてしまう人の傾向として、持っている分だけのお金を使ってしまうというもの。なので財布の中には必要最低限のお金だけを入れ、必要のないものは財布に入れないようにしましょう。

予算を決めることで1日で使える金額は計算できますから、入れておきべき金額は把握できるでしょう。ですが無理に1日の上限金額を使う必要はありません。余ったお金は次の日、また次の日と繰り越していけば、設定していた金額より貯金できる月も出てきます。

日々の予算は把握しにくいものの、クレジットカードを利用するのもありだと言えます。中には利用限度額を決められるものがありますし、何より現金での買い物よりお得だったりします。使いすぎに不安な人は限度額を下げて利用してみましょう。

衝動買いをしない

ただ単に欲しいという感情で物を買ったりサービスを契約する衝動買いは無駄遣いです。衝動買いを回避するには、本当に必要なものかを見極める力を身につけることが重要です。購入前にじっくり考える癖をつけましょう。また衝動買いをしたことに対し、いろいろ理由を付けて肯定してしまうのもダメです。

どんな理由があったとしても必要なものは必要ありませんので、衝動買いをすることでストレス発散してしまうという人は、セルフコントロールできるようになりましょう。

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無駄遣いをしないためのマイルール

無駄遣いをしないために自分なりのマイルールを決めていくことも大切です。実践しやすいルールとしては、

  • ポイントやクーポンを目当てにしない
  • 欲しいと思っても考える時間を設ける
  • ATMの利用回数を決める

この辺りから始めてみるのがいいでしょう。それぞれのルールについて解説していきます。

ポイントやクーポンを目当てにしない

楽天ポイントやTポイント、dポイントなど世の中には多くのポイントサービスがあります。ポイントカードを数多く持っている人もいるでしょう。他にも買い物をすることでクーポンが貰えるサービスも多くの事業者が展開しています。

賢く使うことで、これらのサービスはお得になります。ですがポイントやクーポンを獲得するために不必要なものを買ってしまうことに繋がります。普段の買い物のついでにポイントやクーポンが付いてくるぐらいを意識しておきましょう。

ポイントを効率的に使うには、色々なポイントを使い分けせず絞るのがコツです。例えば還元率の高い楽天カードで楽天ポイントを貯めれば、分散して色々なポイントを貯めるより、結果的にお得に買い物できたりします。

ポイントを増やそうとするあまり無駄遣いをしないためにも、ポイントカードは絞りましょう。

欲しいと思っても考える時間を設ける

仮に欲しいものがあったとしてもその場の流れで購入せず、一旦時間を設けましょう。そして欲しかったものについてじっくり考えた上で、本当に必要なものであれば購入すればいいですし、不必要だと判断すれば無駄遣いしなくて済むので、いずれにせよメリットになります。案外、家に帰ってから欲しい商品について調べてみた時、買わなくてよかった…といった結果になったりすることもあります。

ATMの利用回数を決める

キャッスレスが主流になりつつありますが、まだまだATMから頻繁に現金を引き出す人も多いでしょう。この癖がついてしまうと、現金が足りなくなってもすぐにお金を引き出せば良いという思考が定着してしまいます。

一番良いのはATMの利用回数は給料が入った時の1回のみにすることです。この時1ヶ月の予算をまとめて引き出すのがおすすめです。まとまった金額の現金を持っていることで、手元にある残高が把握しやすくなるので、予算内でのやりくりがしやすくなります。ATMの手数料も抑えられますしね。

今回の記事では、無駄遣いの見つけ方や、原因、ルールなどについて解説してきました。浪費癖がある人で貯金がしたいと考えている場合、参考にしていただければと思います。

貯金があれば余裕が生まれますので、しないデメリットはありません。まずは100万円を目標に貯金を目指しましょう。

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