
瞑想の効果がなかなか感じられなかったり、うまくできているか分からないと悩んでいる人は少なからずいるでしょう。近年では瞑想の効果が実証されていますし、多くの関連本が発売されていますから、知名度も高くなってきています。
ですが実際に瞑想をしてみると分かるのですが、うまくできているのかが分からなかったり、効果が感じられないといった悩みが出てきます。
今回の記事では、瞑想を始めたものの、効果が感じられない方や続けることに対して葛藤している方のために、効果が感じられるいつからなのか。そして継続期間はについて解説していきます。
効果が感じられないとやる気も薄れてきてしまいますので、ぜひ参考にしてください。
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瞑想の効果3選
瞑想には様々な効果がありますが、ここでは3つほど紹介します。
- 集中力がアップする
- 感情のコントロールができるようになる
- ストレスに強くなる
どれも魅力的な効果です。それぞれについて解説していきます。
集中力がアップする
瞑想は呼吸や身体に意識を向けることを繰り返します。この積み重ねにより、仕事を始め、趣味や勉強など1つのことに意識を向け続けることができるようになります。
瞑想により子供の成績が上昇したという研究結果もあります。これはカナダのブリティッシュ・コロンビア州の公立校で行われた研究です。9歳前後の生徒99人を対象にし、毎日3分を3回に分けて瞑想し、それを4ヶ月行った生徒のグループとそうでないグループの算数の成績を比較した結果、点数が15%高かったそうです。
瞑想により、勉強に集中できた結果と言えるでしょう。
感情のコントロールができるようになる
辛い経験をしたり大きなストレスを感じた時、自分を客観的に眺めることができるようになっていきます。怒りや悲しみなどの感情に振り回されることや、感情のままに行動することが減ってきます。
瞑想中の雑念に気付き、意思の力で今ココの現実を強引に引き戻すことにより、感情のコントロールは鍛えられます。これを繰り返していけば、ネガティブな思考を切り離せつようになってきます。
ストレスに強くなる
脳の疲れだけでなく、身体的な疲れやストレスの予防にも繋がります。
瞑想することによって、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されにくくなったり、脳の扁桃体が過剰反応しづらくなるように脳の構造自体を変化させます。
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瞑想の効果はいつから現れるのか
脳はすぐに変化するものではありません。少しずつ時間をかけて変化していくものですので、短期間で瞑想の効果を時間するのは難しいと言えます。
ダイエットであれば体重が減れば効果が見えるのですが、瞑想の場合は効果があったとしても目に見えるものではないので、実際の効果は分かりづらいものです。
積立投資のようにじわじわと効果が出てくることを覚えておきましょう。
スポーツ選手が瞑想で効果を実感した事例
とあるスポーツ選手の方は、集中力を必要とする競技をしています。試合中に集中することがうまくできず、些細なミスに悩んでいました。
瞑想を始めて1ヶ月で試合に集中できることを実感できたそうです。さらに気持ちが落ち着いていることも実感できたろとのことですので、感情のコントロールができていると言えます。
会社員の方が瞑想で効果を実感した事例
この会社員の方は些細なことでイライラするのが悩みのようです。
3ヶ月間、通勤中に取り組んだことにより、イライラが落ち着いていることに気付いたそうです。
通勤中の満員電車の中で舌打ちされると、いつもならばすぐにカッとなっていたようですが、瞑想を始めたことにより、カッとなる感情が抑えられたそうです。
他にも不安になりやすいことが悩みの会社員の方もいました。仕事でミスをしないか?ということを考えたり、周囲に嫌われてないか?ということばかりを考えていたようです。
この方は1週間で習慣化に成功し、約半年で効果が実感できたそうです。よく眠れていたり、寝る前に不安なことを考えなくなったとのことです。
すぐに効果が出ないのがネックですが、スッキリした毎日を送りたいのであれば続けてみる価値は充分にあると言えます。
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瞑想を継続する期間はどれくらい?コツ3選
瞑想の効果がいつ頃から実感できるのかが分かったところで、継続する期間はどれくらいが目安なのかについても解説していきます。
1日30分を8週間が目安か
アメリカのハーバード大学の研究によると、1日30分を目安の期間とする報告があります。この期間を継続することストレスと関連する脳の部位に変化があるというものです。
ただしこの期間には個人差がありますので、1ヶ月で効果が出る人もいれば、半年以上の期間が必要な場合もあるので注意しましょう。
継続することで必ず効果は出てきますので、焦らず実践していきましょう。
毎日5分でもやってみること
毎日30分も瞑想するのはハードルが高いと感じる人も多いでしょう。そういった方は、まずは毎日5分から始めてみましょう。
5分の瞑想であっても、気分が改善されたという研究結果もあります。自分のライフスタイルに合わせ、やり方のパターンをいくつかもっておくと良いでしょう。
平日と土日で瞑想する時間を変えてみたり、寝る前や起床後など無理のない範囲でやってみましょう。
同じ時間帯と場所で行うこと
習慣化する方法は以下の記事で紹介しましたが、同じ場所、同じ時間に瞑想することは習慣化しやしくなります。
何ごとも継続することが大事とよく言います。プライベートでの趣味に限らず、仕事においても当てはまります。 自分で決めたことを継続するというのは、なりたいと思う自分の理想に近づくこと。そして成果を出し続けるために必須といって …
1度習慣化さえできてしまえば、苦痛を感じることなく続けていくことができます。日常生活のルーティンに組み込むことで継続することができるでしょう。
リラックスできる場所は静かな場所ですので、自分が一番落ち着ける場所を見つけられればベストです。
先程の例のように慣れてくれば満員電車でも実施できます。スキマ時間を無駄にしないように、こういった実施方法もありますので参考にしてみましょう。
集中力が続き、ストレスも溜まらず、感情も落ち着いていれば瞑想なんてする必要はないでしょう。しかし実際には、これらに悩んでいる人は多くいます。この悩みがなくなる可能性があるのであれば、試しに瞑想に挑戦してみるのはアリです。仮に効果を感じなかったとしても、アウトプットすること自体に価値がありますので、無駄にはなりません。何事にもまずはチャレンジしてみましょう。
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