
12月22日午後4時ごろ、港区虎ノ門の建設現場で作業員の男性がタワークレーンから転落して死亡する事故が発生しました。
この事故で死亡してしまったのは秋元大助さん42歳。
度々起こる作業現場での事故。危ない作業現場で命を張って作業してくれる人達に感謝しなくてはいけませんよね。
ただ事故は起こっていいわけがありません。一体なぜ秋元大助さんはタワークレーンから転落してしまったのでしょうか。
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秋元大助さんがタワークレーンから転落した事故の概要
東京・港区の建設現場でタワークレーンから男性作業員が落下し、その後、死亡が確認されました。
警視庁などによりますと、22日午後4時前、港区虎ノ門の建設現場で、「高さ15メートルから男性作業員が転落した」と通報がありました。
転落した作業員の秋元大助さん(42)はタワークレーンに乗っていたとみられ、地上およそ15メートルの高さから、地下1階へ落下したということです。
秋元さんは駆け付けた消防隊に救助されましたが、その後、死亡が確認されました。
警視庁は秋元さんが転落した状況や原因などを詳しく調べています。
別の記事では、秋元大助さんは事故当時、2人の作業員とともにタワーを高くするための作業をしていたということも分かっています。
因みにタワークレーンとは、
重い荷を吊り上げたり、移動させたりするクレーンの中で、高層ビルや大型建造物の建設に欠かせないのがタワークレーンです。移動式のクレーンとは異なり、建物の敷地が狭く重機などの設置スペースのない建物の建設に適しています。移動式クレーンの入退場の経路や待機場所を考慮せずに済む容易さは長期間の設置にも適しています。タワークレーンは作業が終了すれば解体し、次の建設現場に移動して再び利用します。
こういった特徴があります。
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秋元大助さんがタワークレーンから転落した原因は?
秋元大助さんはなぜタワークレーンから転落してしまったのでしょうか。普通に作業している中で、今回のような事故は起こるものなのでしょか。
ハッキリした理由は、現時点では分かっていません。一緒に作業をしていた2人の作業員が当時の様子を知っているはずですので、原因は分かってくると思います。
タワーを高くしようとした際に、足を滑らせてしまったのでしょうか。
だとしても、高さ15メートルあるわけですので、命綱的な予防策は必要だったように感じます。
高いところで作業する場合、命綱を着用することはルール化されていないのでしょうか。
建設会社側でそういったルールがなければ、それはそれで問題のような気もしますが、このような規則はないのでしょうか。
一般的に「労働安全衛生法」では2m以上の高さでの作業を高所作業としています。
高所作業での事故を起こさないためにも、
・メインロープ:命綱ともよばれる落下防止のロープ
・身体保持器具:メインロープと体をつなぐ器具
・ライフライン:メインロープとは別の補助用ロープで、昇降できる器具でも可
・安全帯:ライフラインと体をつなぐ器具
・安全帽:落下物から頭を防ぐなどのヘルメット
これらの装備は必須になります。
となると、秋元大助さん自身が転落といった予期せぬ事態に備えた準備を怠ってしまっていたのかもしれません。
事故が起きた港区虎ノ門の建設現場はどこ?
今回の事故が起きた港区虎ノ門の建設現場については、以下の報道映像から確認できます。
「港区虎ノ門 工事現場」で検索すると。現在、港区虎ノ門では超高層ビルを新設しているのが分かります。事故はこの建設現場に関連する場所で起きたのでしょうか?
森ビルは8月22日、東京都港区の虎ノ門・麻布台地区に、高さ約330メートルの超高層ビルなどを建設する大規模再開発プロジェクトの詳細を発表した。330メートルのビルが完成すれば、完成予定の2023年3月末時点で大阪市の「あべのハルカス」(300メートル)を抜き、日本一の高さとなる。しかし、4年後の27年には、三菱地所が東京駅前で計画している390メートルの超高層ビルが完成予定。“超高層”の様相が一気に変わっていきそうだ。
映像を見ただけでは、明確な位置が分かりかねます。もしこの工事現場で事故が起きたのであれば、これから多くの人々が利用するビルを命をかけて建設したことは、称えるべきですね。
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秋元大助さんがタワークレーンから転落した事故についての世間の反応

同じ建設業で働く者として、
事故原因をしっかりと公表願います。
ただの事故では済まされない。

この現場の下請けしています。
この現場は今まで類を見ないくらい酷い現場です。
図面は決まらない、変更は多い、コストは圧縮、工期は変わらない。
ゼネコンの工事では当たり前の事かもしれませんが、ここは本当にめちゃくちゃです。
勝手な予想ですが作業員の方も無理な工程の押し付けに、やむを得ずに安全作業の原則を守れなかったのでは無いかと考えてしまいます。あくまで勝手な推測ですが…

風が強い日だから足元不安定だったのかも。
自分も高所の作業仕事であるから、風の強い日は上長と相談して取りやめたりしてる。
一応私もクレーン免許持ってるが、無茶な作業はつり荷の落下や事故のもとになる。

この現場はひどい現場といろいろ聞きます。しかし、コストが厳しいのはゼネコンのせいではなく発注者が無理難題言うことが原因としてあります。すこしでも建設業が報われる日が来ると良いなと思います。

フルハーネスのダブルフック掛は出来てたのでしょうか?
映像がちょっとでしたので親綱が確認出来なかったですが。
最前線で作業する方の事故は辛いです。
彼等が居なければ本当に仕事になりません。

今回の事故と関係があるか解らないが、地上よりは風は強いだろう。そこで問題なのは、毎分10m以上の風が吹いている時は直ちに作業を中止する。
これを守っている会社はあるのだろうか?風速計は設置しない、吹き流しは飾り。工程>安全 ではない!って言える社会になってほしい。

建設現場で働く者としてこのようなニュースは辛いです。ご冥福をお祈りします。
終業間際や昇降時は一番気の緩む時、
面倒かも知れませんが命を守るイコール家族を守る事なので面倒だと思わずハーネス又は安全帯を今一度しっかり締めるべきです。

繰り返される現場での事故。
もしかしたら防げた事故だと思う。
ご冥福をお祈りします。

最近の現場は図面もろくに出来ず、工期ばっかり差し迫ってバタバタするものが多いですね。 焦るとちゃんとしたものができないし事故が増えます。
コメントから察するに、タワークレーンから転落する事故というのは、当然ながらあってはならない事故であり、起こる可能性が限りなく低い事例だったように感じました。
「ただの事故では済まされない」とあるように、なぜ事故が起こったのかを追求してほしいです。そして同様の事故が起きないように対策してほしいです。
秋元大助さんのご冥福をお祈りします。
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