筋トレ後にお酒を飲むのはトレーニングの効果が薄まる。筋トレ中は禁酒すべきなのか。このように、お酒は筋肉によくないというイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。

では実際になぜ良くないのかを説明できる方は少ないでしょう。なので今回の記事では、筋トレ中にお酒を飲んでも良いのか?という点について解説していきます。

今から筋トレをして理想の体系を作りたいと思っている方はもちろん、筋トレとお酒どちらも大好きという方は、特に読む価値があります。

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筋トレ後の飲酒で体への影響5選

最初に結論を述べておきますと、筋トレ後にお酒を飲むことは何1つ良いことはありません。

筋トレ後にお酒を飲むことで体に起こる影響は、

  • 筋肉の分解
  • 筋肉増量が抑制される
  • 脱水症状の可能性
  • 睡眠の質が低下
  • 体脂肪がつきやすい

ここからは、それぞれの影響について解説していきます。

筋トレ後の飲酒で起こる影響①:筋肉の分解

筋トレ後にお酒を飲んでしまうと筋肉量が減ってしまいます。せっかく辛い思いをして筋トレで筋肉をつけようとしているのに、筋トレが無駄になってしまう可能性があります。

飲酒することでコルチゾールが増加してしまいます。コルチゾールはストレスホルモンと呼ばれていて、筋肉を分解する作用があります。

筋肉を減らしたいのであれば、お酒は控えるべきですね。

筋トレ後の飲酒で起こる影響②:筋肉増量が抑制される

お酒を飲むことで、筋肉を増量する作用があるテストステロンというホルモンが減ってしまいます。なので筋肉が増量する作用が抑制されてしまいます。

さらに筋トレによって傷ついた筋肉の修復に必要なタンパク質が、アルコールの分解に使われてしまうため、筋トレの効果が薄くなってしまいます。

テストステロンはモテホルモンとも呼ばれていますので、特に男性はテストステロンの分泌を抑制しないよう飲みすぎには充分に注意しましょう。

筋トレ後の飲酒で起こる影響③:脱水症状の可能性

アルコールの分解をするために水分を使います。さらにアルコールには利尿さようがあるため、田内の水分を排出しやすくなり、結果的に脱水症状になってしまう可能性があります。

筋肉には大量の水分が含まれています。よく筋トレをする人が水をいっぱい飲んでいたりします。これは筋肉へ栄養を効率よく吸収させるためです。

しかしお酒を飲んでしまうことで脱水症状を招いてしまうと、筋肉に栄養がうまく届かなくなってしまいます。

筋トレをしてる、してないに関わらず脱水症状は危険ですので、お酒を飲む人は特に水分補給を心がけましょう。

筋トレ後の飲酒で起こる影響④:睡眠の質が低下

お酒を飲むことで睡眠の質が低下するのは有名な話です。原因としてはアルコールの主成分であるアセトアルデヒドが、睡眠サイクルを乱してしまうからだと言われています。

以下の記事でも紹介した通り、睡眠の質は日々のパフォーマンスを上げるうえで非常に重要です。

睡眠の質が低下することで脳や体に疲労が溜りやすくなってしまい、筋肉を休めることができなくなってしまいます。筋トレ後に良質な睡眠をとることは、筋肉を回復させるうえでも大切です。なので寝る前の飲酒は避けた方が良いです。

筋トレ後の飲酒で起こる影響⑤:体脂肪がつきやすい

お酒には糖質が含まれています。なので当然ながら体脂肪がつきやすくなってしまいます。特にビールや日本酒には多くの糖質が含まれてします。ビール腹という言葉があるくらいですので、注意しましょう。

あとはアルコールが入ることで、食欲が増し揚げ物などの高カロリーなおつまみやラーメンなどが食べたくなってしまいます。こういった食事も体脂肪をつける原因になってしまいます。

引き締まった体を目指したいのであれば、糖質や脂質を多く含む高カロリーな食事には注意しましょう。

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筋トレ後に飲酒する場合のポイント5選

ここまで筋トレ後に飲酒すべきではない理由を紹介してきました。それでもお酒を飲むのも筋トレと同じぐらい大事という方は多いでしょう。特に長年にわたり飲酒してきた人が、急にお酒を断てと言われても難しいですよね。

なので次は、筋トレをした際にお酒を飲む場合のポイントである、

  • 適量を飲む
  • 糖質が少ないお酒を飲む
  • 大量の水を飲む
  • おつまみは食べすぎない
  • トレーニング直後は避ける

これらについて解説していきます。

筋トレ後に飲酒する場合のポイント①:適量を飲む

お酒の適量には個人差があります。適量がどのくらいか分からないという方でも、たいなむ程度に留めておきましょう。当然ですが記憶を失うくらい飲むなんてことは絶対にダメです。

一応、目安を紹介しておきます。

  • ビール→ロング缶1本(500ml)
  • 日本酒→1合(180ml)
  • ワイン→2杯弱(200ml)

これ意外でもアルコール度数が高いお酒は少量でも注意が必要です。

筋トレ後に飲酒する場合のポイント②:糖質が少ないお酒を飲む

お酒を飲む際に余計なカロリーを摂取したくないのであれば、糖質が少ないお酒を選ぶようにしましょう。

糖質が少ない発泡酒なども人気がありますが、ウイスキーやハイボールは特に糖質が少ないのでおすすめです。ですがアルコール度数が高いものが多いため、量には充分気をつけてください。

筋トレ後に飲酒する場合のポイント③:大量の水を飲む

飲酒する際は大量の水を飲むことを心がけましょう。水を飲むことで脱水症状を防げます。さらに体内に吸収されるアルコール量が薄まり、血中アルコール濃度が急上昇するのを防げます。

あとは飲みすぎを防ぐことにも繋がりますので、お酒とお水はセットで用意しておきましょう。

筋トレ後に飲酒する場合のポイント④:おつまみは食べすぎない

お酒を飲むのに欠かせないのがおつまみ。特に揚げ物なんかはお酒に合いますよね。でもそこは我慢してください。いくらお酒で糖質を摂らなかったとしても、おつまみが高カロリーなものでは意味がありません。

タンパク質が豊富な鶏肉や魚類、ブロッコリーのような野菜を食べ、低カロリーかつ栄養が豊富なものを食べましょう。

もちろん締めのラーメンも避けるのが良いでしょう。お酒を飲むと無性に食べたくなる気持ちは充分理解できますが、ここで我慢できるかどうかで違いがハッキリしてきます。

筋トレ後に飲酒する場合のポイント⑤:トレーニング直後は避ける

筋トレ後にお酒を飲んでしまうと、アルコールが体内へ吸収されるスピードが早いため危険です。普段よりも酔いが早かったり、脱水症状にも繋がりますので注意してください。

特に夏の季節なんかは筋トレ後に喉を潤わすためにビールを飲みたくなります。しかしそこはビールではなくプロテインにしてください。

筋トレ長後はゴールデンタイムですので、タンパク質を補給するタイミングとしてはベストな時間です。この大事な時間帯にビールを飲んでしまうのは、非常にもったいない行為になってしまうので、絶対に避けてください。

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飲酒後に筋トレするのもダメな理由2選

ここまで筋トレ後にお酒を飲むのがダメな理由と、それでも飲みたい場合のポイントについて紹介してきました。

本気でボディメイクをしたい方なら、お酒を控えることはできるでしょう。しかし筋トレをする目的は人それぞれ、緩く筋トレをしていきたい人であれば適量であればお酒を飲むのもアリだと思います。

しかし筋トレ前にお酒を飲むのは絶対に止めてください。その理由は、

  • 筋トレの質が下がる
  • ケガのリスクが上がる

ここからは、これらについて解説していきます。

筋トレ前の飲酒が絶対ダメな理由①:筋トレの質が下がる

筋トレ前にお酒を飲むことで質を下げてしまいます。

先程も紹介した通り、お酒を飲むことで、

  • 筋肉分解作用のあるコルチゾールが増える
  • 筋肉増量作用のあるテストステロンが減る

といったことが起きます。なので結果的に筋トレの質が下がってしまうことになります。要するに飲酒した状態で筋トレをしても効果が非常に薄くなるということです。

筋トレ前の飲酒が絶対ダメな理由②:ケガのリスクが上がる

筋トレ前に飲酒して仮に酔っ払った状態で行った場合、集中力は低下していますのでダンベルを落としたり、無理な体勢によるケガのリスクが増します。

またアルコールは血行を促進するため、ケガの完治が遅れてしまう可能性があります。ケガの治りが遅ければ、その分筋トレができなくなってしまうという流れになってしまいます。

お酒を飲んでから筋トレをする人はいないでしょうけど、これらの理由から絶対に止めてください。

筋トレを本格的に始めると、バックアップの時期と減量の時期を経験することになります。バックアップの時期はお酒が飲みたくなくなるくらい食べなくてはいけませんし、減量の時期は無駄な脂肪を付けたくないため、お酒を避けます。

ただ、筋肉youtuberのサイヤマングレートやコアラ小嵐などはお酒をガンガン飲んでますので、ある程度は体質も絡んでくるのでしょう。

自分がどうなりたいのか?という目標を明確にして筋トレをしてみるのが良いでしょう。

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