
やらなくてはいけないと分かっているのに、どうしてもやる気が出ないことに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
仕事や勉強の他、部屋の掃除など、やらなくてはいけないと分かっているのに、なぜかやる気が失せてしまうことがあります。いったいなぜやる気が出ないのでしょうか。そしてどのような対策をするべきなのか。
今回の記事では、やる気が出ない原因やその対処法について紹介していきます。現在やる気が出ないことに悩んでいる方は参考にしてください。
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メンタルが原因でやる気が出ないケース
やることが多い
気が出ないケースの1つ目は、やることは多い場合です。やることが多くて、あれもこれもやらなくてはいけなかったり、目標が大きすぎることでやる気が漠然としている場合は、何から手をつけるべきかと悩んでしまい、やる気が出なくなってしまいがちになります。
やることが多い例としては家事が挙げられます。部屋の片付けや洗濯、晩御飯の買い出し、子供の面倒など、全部やらなくては…と考えてしまい。何からやるべきか悩んでしまいます。他にも何か資格を取りたいと思った場合、どんな勉強をすればいいのか分からず、漠然としていたとすれば、やる気は出にくくなってしまいます。
マンネリ化
仕事や家事などは毎日同じ作業の繰り返しなので、どうしてもマンネリ化してしまいます。新しい刺激や楽しみがなくなることで、やる気が出なくなってしまいます。
今日も同じ作業の繰り返しか…と考えると、誰だってうんざりしてしまうでしょう。同じパターンで作業することは、効率的に見えるかもしれません。ですが考え方によっては、やる気を阻害しているとも捉えることができます。
魅力や価値を感じない
楽しいことであれば、どんなに忙しかろうと時間を作り、少しでもやろうとするでしょう。 例えば好きなゲームがありハマっていたとすれば、通勤時間や5分休憩などのスキマ時間でもやりたい思うでしょう。
ですが自分にとって魅力や価値を感じていなかったとすれば、やる気が出ず後回しにしがちになります。
何の為にやるのかということを充分に理解していない場合というのは、なかなかやる気も出にくいものです。
プレッシャー
自分から何かをやろうと思えばやる気は出やすいのですが、周りからやることを急がされたり、プレッシャーをかけらてしまうと、やる気は失せます、
他にも上司から仕事を任される場合、「これやってくれると助かる」と言われる場合と、「これ急ぎでやっといて」と言われるのでは、言われた側の気分は全く異なるでしょう。
毎日やる家事でも、ありがとうの一言があるのと、お礼の気持ちがなく当然のことであるかのように無言なのとでは、感じ方が違いやる気も失せるでしょう。
目標や目的が定まっていない
目標や目的が決まっている人は、それを達成するために進んでいるので、やるべきことややることはハッキリと理解しています。しかし、ここが定まっていないと、気持ちにブレが生じ、本当に必要なのか?本当にやらなければいけないのか?という気持ちになるため、やる気が出にくくなってしまいます。
責任転換をしている
〇〇なのは〇〇のせい。といったように誰かに責任転換をしていると、やる気は出ません。〇〇のせいと思うことに労力を奪われてしまい、本来やるべきことが疎かになってしまいます。
実際には本当に自分のせいではなく、誰かに責任がある場合もあるでしょう。ですが、責任転換が習慣化してしまうと、やる気は出にくくなります。
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身体が原因でやる気が出ないケース
疲れ
体の疲れが溜まっている状態だと、体を動かす元気や脳を働かせる元気がないので、やる気は出にくくなります。
仕事が忙しすぎて休日が取れなかったり、家事や育児に追われてしっかりと眠れてない。こういった場合は、疲れが溜まっていますので、やる気も失せてしまいます。
栄養不足
偏った食事を摂っていると、栄養バランスが整っていませんので、これが原因でやる気が出ないこともあります。ひとり暮らしで、きちんとした食生活が送れず、ファーストフードやお菓子などを食べすぎてしまうと、栄養が足りない状態となってしまい、イライラしやすくなったり、脳の動きが活発にならず、やる気が出ません、
ブドウ糖が不足
ブドウ糖は脳のエネルギー源です。ブドウ糖が不足してしまうと、思考回路がうまく動かず、やる気が出にくい状態になってしまいます。
ダイエットをしている人や食事制限により糖分の摂取を極端に減らしてりう場合、ブドウ糖は不足しやすくなります。
さらに過度な運動のあとや飲酒も、血糖値が下がりやすくなりますので、脳のブドウ糖が不足がちになりますので注意が必要です。
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やる気が出ないときは病気の可能性も?
ここまで紹介したようなことに対し対策をしているにも関わらずやる気がでない場合、もしかしたら病気の可能性も考えられます。ここから紹介していく症状に当てはまるとすれば、心療内科などできちんと治療していきましょう。受診した方がいいのか分からない場合は、まずカウンセラーに相談してみるのがいいでしょう。
うつ病
うつ病になってしまうと仕事や家事など、やらなくてじゃいけないことがあるのにやる気がなくなってしまいます。さらに今まで好きだったことや趣味に対してもやる気がなくなることもあります。うつ病の原因は精神的なストレスや身体的なストレスが重くかかることが原因で、脳がうまく動いていない状態になっています。
何をしてもネガティブに感じてしまい、自分はダメな人間だと思ってしまったり、不眠になってしまったり、何をしても楽しさを感じない、だるいといった症状があった場合は、うつ病を疑ってみましょう。
自律神経失調症
自律神経とは、身体をコントロールしている神経です。自律神経が乱れることで、いろんな不調が起こってしまうこと症状のことを自室神経失調症といいます。
やる気がでないことに加え、イライラそいたり、不安感が強くなったり、慢性的な疲れ、閏や動機といった症状があるとすれば、自律神経失調症を疑いましょう。
認知症
認知症と聞くと物忘れをイメージする人は多いかもしれません。ですが実際は物忘れ以外にも、様々な症状があります。理解力、判断力、集中力の低下や気分が落ち込む、やる気が出ないといった症状があります。
突然、趣味に飽きてしまたり、物忘れが激しいと感じたり、やる気が出ないことで人付き合いにも影響している。といった症状にピンと感じた人は認知症を疑ってみた方がいいかもしれません。
上記の他、無気力症候群や燃え尽き症候群は、目標が喪失してしまったり、疲労が原因で起こることがあります。たとえば受験が終わったあとや部活の大会が終わったあと、就活を頑張り会社に入社したあとなど、心当たりある人も多いでしょう。生活習慣を見直し、ストレスを軽減させたり、新たな目標を見つけ出すことができれば、症状の緩和に繋がります。
やる気が出ない場合の対処法
では実際にやる気が出ない場合、どういった対処が必要になってくるのでしょうか。ここから紹介する今すぐできる対処法から試してみましょう。
少しだけでいいから始める
やる気が出ないと感じているときは、とりあえず少しでもいいから始めてみましょう。すると、やっているうちにやる気が出てくるかもしれません。
例えばどこか出かける場合、出かけるまでは面倒に感じたけど、いざ出かけると楽しかったり、筋トレをする場合も、するまではやる気が出なかったけど、始めると次第にモチベーションが上がったりすることもあります。
やる気が出ないときは、まず少しやってみることを心掛けましょう。1つ1つの小さな行動を積み重ねることで、やる気を持続させる効果に繋がります。
なぜやる気が出ないのかを突き止める
やる気が出ないからといって何も考えずに過ごすのではなく、なぜやる気がでないのか?その原因を突き止めましょう。マンネリが原因なのか、やることが多すぎることが原因なのか、疲れが溜まっていたからなのか、原因が分かると適切な対処が見つかりやすくなります。
マンネリが原因であれば、新しいことを取り入れてみたり、やることが多いときは、紙に書いて優先順位をつけたり、疲れているなら休んでみたり、原因が判明すればそれに対する対策がスムーズにできます。
何もしない時間を作り休む
やることが多かったり疲れている場合は、何をするにも嫌気がさしてしまう状態になりやすくなります。こういった状態のときは何もしないで休むという選択をするのも有効です。仕事に疲れてしまった場合は有給休暇をとってみたり、家事や育児に疲れた場合は、家事代行サービスやベビーシッターを雇い、休む時間を作るのもいいでしょう。何もしない時間を作ることにより、気持ちが落ち着きリラックスでき、頑張る気持ちが蘇りやすくなります。
体を動かす
疲労に繋がらない程度に運動をうするというのもおすすめです。身体を動かすと血流がよくなり、アドレナリンが分泌されます。アドレナリンの分泌により肝臓にたまった糖分が血液に放出されます。そうすると脳に糖分が届き活性化されます。脳が活性化すれば脳の動きがよくなり、やる気が出やすくなる効果が期待できます。
誰かと話す
誰かと話すことで、モヤモヤ感がスッキリしたり、気持ちが前向きになるといったケースはよく聞きます。友達と話したり、尊敬する人と話たりすると、溜め込んでいたストレスが発散でき、気持ちがスッキリしてやる気に繋がることもあります。
仮に周囲に話をする人がいない場合は、カウンセリングで悩みやモヤモヤしていることを話してみるのもいいでしょう。
自分へのご褒美
やる気がでなかったり継続したいのにできない場合には、自分へのご褒美を用意しておくのもおすすめです。〇〇が終わったら美味しいものを食べにいく。など特別な行事が終わったタイミングでご褒美を自分に与えてみるといいでしょう。そうすることでモチベーションを上げることに繋がります。
新しいことにチャレンジする
新しいことにチャレンジすることで、日々のマンネリした生活から脱することができるるでしょう。マンネリが原因でやる気が出ないときは、仕事に対して何か工夫を加えてみたり、仕事終わりや休日に習い事を始めたり、行ったことのない場所に行ってみると、新たな刺激が加わりやる気が出やすくなります。
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やる気が出ないときにNGなこと
やる気が出ないときは、ここから紹介するような行動をとってしまうと、逆効果になることがありますので注意してください。
自分を責める
やる気が出ないことに対し自分を責めてしまうと、自分に自信がなくなってしまいます。自信がなくなることで、さらにやる気がでなくなるという負のループに入ってしまいますので、できなかった事実に対してありのままを受け入れるスタンスでいましょう。
やる気が出なかった分を取り返そうとする
やる気が出ない状態からやる気が戻ったとき、これまでの分を取り戻そうと無茶な行動をすると、思うように進まず自信を失う原因になったり、調子を崩したりしてしまいます。まずは小さなことでもいいので着実にできることから進めていきましょう。
寝すぎないことや寝すぎること
やる気が出なかったときの分を考え寝なかったり、やる気が出ないことで寝過ぎたりと、睡眠欲求に逆らい生活リズムを崩すと、自律神経が乱れてしまいます。そうなると意欲が失せる可能性があります。なので、やるのあるなしで生活リズムを変えず規則正しい生活を意識しましょう。
やけぐい
いっぱい食べればやる気がでるのではと勘違いして、やけ食いをする行為もよくありません。ストレス発散のために過食をしてしまうと、摂食障害に繋がります。
「摂食障害」とは 食事の量や食べ方など、食事に関連した行動の異常が続き、体重や体型のとらえ方などを中心に、心と体の両方に影響が及ぶ病気をまとめて摂食障害と呼びます。
腹八分目で栄養バランスのよい食事をすることが大切です。
やる気が出ない場面は誰にでもあるでしょう。そういった症状が続くと不安になってしまいますよね。今回の記事を参考にして対策をしっかり行い、原因を突き止め、それでもスッキリしない毎日が続くのであれば、病院やカウンセリングで話を聞いてもらうのが、解決の近道になるでしょう。一人で悩まず誰かに相談することが非常に重要です。
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