10月14日午前10時10分ごろ、岡山市北区の第二さくら保育園で事故は起きました。

園内に設置された遊具に2歳男児の首が挟まってしまったのです。男児は意識不明の重体となっていましたが、死亡してしまったという悲しい続報が流れました。

意識が戻ってほしいと願っていた人は多かったでしょうから、この報道は本当に残念でなりません。

一体なぜ男児の首は遊具に挟まってしまったのでしょうか。

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第二さくら保育園で起きた事故の概要

岡山市北区の認可保育園「第二さくら保育園」で10月、園庭の遊具の隙間に首が挟まり、重体となっていた男児(2)が15日、市内の病院で亡くなった。捜査関係者が取材に明らかにした。

事故は10月14日午前に発生。滑り台やうんていが取り付けられた複合遊具の約14センチの隙間に男児の首が挟まり、ぐったりしているのを保育士が見つけた。県警が当時の管理体制を調べている。

事故が起きた遊具についてですが、

  • 男児の首は挟まった遊具は2008年の開園時に設置されたもの
  • 遊具の下で頭を打つ子がいたことで板状の柵で塞いだ
  • 柵で塞いだ時にできた隙間によって事故が発生

というのが、これまでの報道で分かっています。

良かれと思って、やったことが裏目に出てしまったということになります。

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第二さくら保育園で起きた事故の原因

男児の首は挟まってしまった原因は、遊具の隙間に頭を突っ込んでしまったことでしょう。

まだ2歳でしたから、どんな動きをするか予測ができないところがあります。

そして遊具に隙間ができたのは、保育園側が設置した板状の柵よってできたもの。要するに柵を設置していなければ、今回の事故は起こっていなかったということになります。

タラレバになってしまいますが、首が入らないように柵を設置していればって思いますよね。

第二さくら保育園の平松早苗園長も

「はじめは(柵が)なかったので、開園して子どもたちが遊んでいるのを見ると、くぐりだしたので、三輪車乗ったり。(頭ぶつけたり)危険じゃないかなと思ってふさいだんです。上(の空いたスペース)は今思うと、全部ふさいでおくべきだったんじゃないかなと」

とコメントしています。

全部塞がなかった理由はなんだったのでしょうか。園児が首を突っ込む可能性を視野に入れることはできなかったのか。

当時の判断が悔やまれますね。

第二さくら保育園の事故に対し何か対策は?

事故が起きた当時、保育士は3人で対応していたそうです。園児の人数から考えると保育士の人数は適切でした。

国の基準によりますと0歳児では園児3人に対して1人の保育士を配置するようになっています。一方で年齢が上がるごとに1人が見る園児の数は増えていきます。

しかし実際に事故は起きました。であれば、保育士の人数を見直すことも考えるべきなのではないでしょうか。

保育士が1人でも多くいれば、事故が起きても発見が早かったかもしれませんし、そもそも事故が起きていなかったかもしれません。

現状の人数で対応できていなかったわけですから、人数の基準は見直してほしいです。

あとは遊具の危険性の問題。保育士の目が届かない瞬間があるのであれば、危険な遊具がないかは慎重に点検する必要があるでしょう。

事故が起きてからでは手遅れです。あらゆる事故の可能性を考慮して、危険な遊具がないかを見極めてほしいところ。

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第二さくら保育園で起きた事故の男児が死亡したことについての世間の反応

にゃん吉にゃん吉

保育士です。
ずっとこの事故のこと気になっていました。
続報がないから、きっと意識が戻ったんだと思っていました。ご冥福をお祈りします。
子どもが死に至るような可能性のある遊具だなんて微塵も思わなかったでしょうね。何十年も前に決めた保育士1人あたりの子どもの人数、見直ししてほしいです。ホントにギリギリですよ。現場は。

パンぞうパンぞう

遊具で遊んでいるときは目を離さないこと。
でも保育士は基本一人だから全員を見るのは難しい。

イルカ子イルカ子

事故のニュースを見た時から、その後が気になってました。
とても残念な結果です。
親御さんもとても辛いですよね。
ご冥福をお祈りします。
子供は予想が付かない行動をするので、保育士さんを責める事は出来ませんが、全国的にも安全確認を改めて徹底して欲しいです。

イカ郎イカ郎

運が悪かったでは片付けたくはないけれど、保育士さんを責められないし、ご両親は辛いと思います。 明日は我が身かもしれないと思うとこのような事故は本当に怖い。

たぬえもんたぬえもん

あれから一ヶ月がんばったんだね…
担当医の方が時間をくれてたのかな
何事もなく一日が過ぎるのは奇跡なんだよね親御さんの心中になって物事考えてしまう

ニワミニワミ

子供ってわりと細い隙間にでも頭突っ込めますからね。橋の欄干に頭突っ込んでしまった子を見たことがあります。無事に取れてましたが、それ以降ちょっとした隙間でも恐ろしいなと思ったことがあります。
辛いですね。2歳なんて可愛くて可愛くて仕方のない時期。胸が張り裂けそう。子供が小さいうちは安全ってないんですね。

サルエサルエ

3歳までは家庭でみるっていう考え方も根本はこういう理由もあるのかなと、ふと思う。1対1で見るのもかなり大変だものね。頭をぶつける子が多いからと後付けした柵だと聞いたが、子どもの安全を守ろうとしたのが、まさか子どもの命を奪ってしまうとは、、胸が詰まる。

カンガルー之助カンガルー之助

保育士の国が定める配置基準の見直しをお願いします。
0歳児3人につき保育士1人
1~2歳児6人につき保育士1人
3歳児20人につき保育士1人
4歳児以上30人につき保育士1人

きつね丸きつね丸

保育士の問題じゃなく、遊具の安全基準を見直さなきゃならない。
まさか14cmの隙間に子供の頭が入るなんてって思うけど、こういう事例があった以上見直し必須。
保育士が常に全ての園児の安全を確認し続けながら遊ばせるなんて現実的じゃない。

保護者が安心して子供を預けられるように、今回の事故を無駄にだけはしないでほしいです。

そして同様の事故が起きないことを願います。

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