QOL(クオリティ・オブ・ライフ)はご存知でしょうか?生活の質をあらわしている言葉ですが、社会人になると1日の大半の時間を仕事に捧げることになります。生活の状況次第ではQOLは大きく変わってくることになり、仕事への影響も非常に大きくなります。特に20代という時期は、社会人になって数年が経ち現在の生活や仕事の状況が目まぐるしく変わっていきます。

今回の記事では、生活の質であるQOLを向上させる習慣を、あらゆる角度から紹介していきます。

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QOLを上げるために意識すべきポイント

近年では、さまざまなところにおいてQOLが見直されています。QOLという言葉を聞いたことはあるでしょうか。

QOLとは「Quality of Life」の略であり、人生の質であったり生活の質と約されます。医療や介護、教育などの場面でも使われている言葉です。

自分のQOLについて考えたことはあるでしょうか。質の良い毎日は送れているでしょうか。日々の習慣を見直すことにより、QOLを向上させることは可能になってきます。では、どのうようなことに意識を向けるべきなのでしょうか。このポイントについて紹介していきます。

QOLは、なにか1つのことを意識することで改善されるというわけではありません。生活全体レベルで見直しやバランスが必要になります。

特に意識するべきポイントは、

  • 健康→食事、睡眠、運動など生活の基盤
  • 整理整頓→部屋の乱れは心の乱れであり、整理整頓すると精神的豊かさにつながる
  • 仕事と学び→やりがいと充実感、未来へのわくわく感を創る
  • 人間関係→人を悩ませるものであり、幸せを与えてくれるもの
  • 趣味→ストレス発散とリフレッシュ、充実感や幸福感を生み出す

の5つになります。ここからは、これらのポイントについて詳しく解説していきます。

QOLを睡眠から上げる習慣

睡眠の面からQOLを向上させるには、食事、睡眠、運動の3つが大事になってきますが、今回は睡眠と運動についてフォーカスして紹介していきます。

睡眠の質を上げるためにするべき就寝前の準備

健康のために睡眠はとても大事な要素ですが、睡眠は時間よりも質が大事になります。最近ではブルーライトや光の刺激による問題から、眠気に入る1時間前からはテレビやスマホは見ないようにする方が良いと言われています。

いくら寝ても眠気に襲われたり、心身の回復感が実感できない場合は、日中の効率にも影響を及ぼすので、まずは睡眠の質を見直してみましょう。

特に重要視するのはリラックスすることです。上記に挙げたポイントに気をつけ、睡眠前の準備を習慣化してみましょう。

朝はリズム運動が効果的

朝活をすることで作業が捗るため時間を有効活用できます。そんな朝におすすめしたいのがリズム運動です。

吸って吐いてを意識するリズム運動は、幸せホルモンであるセロトニンを分泌しやすくなります。

おすすめの運動にはヨガやヲーキング、ジョギング、スイミング、サイクリング、エアロビクスなどがあります。

これらのリズム運動を試してみるのもいいですが、最近よく耳にするマインドフルネスは、家の中で座っていてもできるため、始めやすいと言えます。

マインドフルネス(瞑想)については、以下の記事を参考にしてください。心身のコンディションは仕事のパフォーマンスを高めるためにも大切ですので、ぜひ朝からのリズム運動を取り入れてみましょう。

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QOLを整理整頓から上げる習慣

整理整頓をすることでQOLを上げるためには、環境面をキレイに保つことに加え、心理面の整理が必要になります。

定期的に掃除や片付けをして気持ちをスッキリさせる

部屋の乱れ具合は、精神的な乱れを表していると聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

部屋が散らかっていると、

  • 物が見つからなくて探すために時間を費やす
  • 同じものを何度も買ってしまう
  • 何が大切なのかがわからなくなってしまう

といった問題が出てきます。これらの問題を防ぐには気付いたときに、こまめに整理整頓をすることです。決して後でやろうといった考えましないようにしましょう。時間が経つとおっくうになり結局やりません。散らかさないとい意識を持つことが大切です。

あとは物を多く持ちすぎないというのも重要です。不要なものがある場合は思いきって捨ててしまいましょう。ゆるミニマリストになって、シンプルライフを心掛けてみましょう。

瞑想を毎朝5分やって頭の中を整理する

グーグルやアップルは瞑想を中心とした社員研修プログラムを開発しているのは有名な話です。

毎朝5分、瞑想をして自分を見つめる時間を費やし、過去を振り返ったり、今日やるべきことの見直しなどをして、頭の中を整理整頓していきます。

瞑想の効果にはさまざまなものがあります。主な効果には

  • 視覚から入ってくる膨大な量の情報を意図的に遮断し自分の内側に意識を向けることができる
  • 情報が遮断されることでやるべきことに意識が向けられる
  • 精神統一をすることで集中力が高まる

やることが多いことで時間がとれないという時こそ、5分でもいいので頭や気持ちの整理をして、1日を始めてみましょう。

QOLを仕事や学びから上げる習慣

仕事や学びは、適度なストレスや目標設定、さらに未来に向けて頑張っていくエネルギーを与えてくれるため、QOLを上げることに役立ちます。

適度なストレスと目標を設定する

ストレスと聞くと大敵のように思われがちですが、適度なストレスは人間にとって必要なものです。

全くストレスがない状態、つまりすべきことが何もない状態、責任も何もない状態は、モチベーションが上がらないため怠惰になっていってしまいます。

  • 時間の制約があるから効率よく働こう
  • 責任があるからしっかりやろうと思える

といったように、仕事で目標を決めたり、挑戦したり、資格を取得することを決めるなどして、適度なストレスや目標を持つと、毎日が活性化していきます、

未来に向かってワクワクできる時間を持つ

人は慢性的に不安な状況の中にいると、心の病気になってしまう可能性が高まります。中でも不安要素の一つが、将来に対する不安です。

分からないからこそ不安になりますが、分からないことでワクワクする未来に変えていくこともできます。

  • やりたいことをリストアップする
  • 次の休暇にやりたいことや行きたいことを計画する
  • 次の週末にやりたいことを計画する

このようなことを実践して、少しずつ未来に向けてワクワクする時間を作っておくことが大切です。

人生100年時代と言われる現代。現在のキャリアだけで生きていくことは難しいと言えます。そのため転職に向けて今の会社で結果を出したり、次のキャリアに向けて勉強をしたりして、未来に向けてワクワクできるような過ごし方を考えてみることをおすすめします。

キャリアの錨を明確にするために、自分の考えにキャリアアンカーのタイプを探してみましょう。

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QOLを人間関係から上げる習慣

人間関係からQOLを上げるためには、2つの存在を身近に置くことを意識しましょう。

安心できる存在

自分にとって一緒にいると疲れる人や、一緒にいるだけで安心できたり、リラックスできる人がいると思います。であれば、できるだけ自分らしくいられたり、安心できる人の近くで過ごしましょう。

人は環境に合わせ何かしらの仮面を被って生きており、仕事をしているときは会社員として、恋人がいるときはパートナーとしての仮面を被っています。

無理をしすぎてしまうと心が疲れてしまうので、自分らしさを受け止めてくれる存在を作り、その人と過ごす時間を増やし大切にすることで、他の時間においても頑張れるようになっていきます。

刺激を与えれくれる存在

日々の生活で安心できる存在と一緒に過ごす時間を持つことは大切です。しかし時には刺激を与えてくれる存在も必要になってきます。

刺激を与えてくれる人は、マンネリ化しがちな日々をより楽しいものへと変えてくれます。とくに憧れるような人や、真似したくなるような人生を送っている人がいるのが理想です。

数ヶ月に1度は会いたくなるような存在を見つけ、その人に応援してもらえるような自分を目指していきましょう。

QOLを趣味から上げる習慣

ストレスコントロールの面においては、趣味を持つことがQOLを上げてくれます。

ストレスを発散できる趣味

ストレスは避けられません。避けられないストレス下で生きるためには、上手に発散できるスキルが必要です。

発散できることで、その時だけの出来事として終わらせることができます。ですがストレスを溜め込んでしまうと、何度も嫌な出来事を思い返してしまい、自分で自分を痛めつけてしまう結果になってしまいます。

例えば、

  • 体を動かす
  • 大きな声を出す
  • 非日常を体験する
  • 美味しいものを食べる
  • 夢中になれる時間を持つ

こういった時間を持つことでストレス発散ができます。

注意点としては、美味しいものは適度に食べるのはいいのですが、暴飲暴食は後々後悔する原因になりますのでやめましょう。

自然に触れる趣味

自然に触れることにより、心身が元気になったという経験を持つ人は多いのではないでしょうか。

少しくらい疲れてしまっていても、海を見に行ってみたり、登山に行ってみたりして、自然に触れることにより心身共に充足した感じを味わったこともあるでしょう。

車の走行が多い街中と緑の木々が多い山の中、深呼吸をした場合どちらの場所でやった方が元気になれるでしょうか。

多くの人は緑の多い木々が多い山の中と答えるでしょう。その理由は、人は自然の中で生活をしてきた生き物だからです。都会は便利ですが人が生きる上では自然に触れながら生活する方が、エネルギーを高く保つことができます。

登山やハイキング、マリンスポーツ、スノーボードなど趣味に持ち、自然に触れる時間を多くしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに僕は、筋トレやアニメを中心とした動画を見る時間を作って、楽しいと思える時間を作っています。ただし動画はサブスクのため、課金したお金の元を取ろうとして見る時間が増えてしまい、他のやるべきことが疎かになってしまうのが悩みの種になります。

今回紹介したQOLを上げる習慣を参考にしつつ、自分なりに色々試してみるのがいいでしょう。

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