1月19日午後1時30分ごろ、札幌市豊平区平岸4条11丁目にある東山小学校において、屋根が崩れ男性が下敷きになる事故が発生しました。男性はその後、死亡が確認されました。

この事故で死亡したのは、札幌市東区の宮本文義さん70歳。

東山小学校は校舎を改築している状況で、崩壊したのは東山小学校敷地内で仮設建物でした。

一体なぜ事故は起こってしまったのでしょうか。

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宮本文義さん東山小学校で天井の下敷きになった事故の概要

19日午後、札幌市豊平区の小学校で、改築工事中の建物の屋根が崩れ落ち、男性作業員1人が下敷きになりました。男性作業員は、まもなく死亡が確認されました。

19日午後1時半ごろ、札幌市豊平区平岸4条11丁目の東山小学校で「工事中の建物の天井が落ちてきて、下敷きになった」と消防に通報がありました。

消防が駆け付けると、男性作業員が落ちた屋根の下敷きになっていて、まもなく死亡が確認されました。

亡くなったのは、札幌市東区の宮本文義さん70歳で、この日に3学期が始まった小学校の児童や教職員、他の作業員は巻き込まれていません。

東山小学校では、校舎の改築工事がすすめられていて、警察は、積もっていた雪の重みで屋根が崩れ落ちた可能性もあるとみて調べています。

宮本文義さんは70歳ですので、かなりベテラン作業員だったと思います。

今回の事故は非常に残念な事故としか言いようがありませんね。宮本文義さんが死亡してしまったのは不慮の事故。

小学生や教員も多くいたと思いますので、そういった意味では大きな事故にならなかったことが、唯一の救いと言えます。

工事現場での事故といえば、以下の事故が記憶に新しいところ。

インフラを整えるために働いてくれている作業員が、事故に巻き込まれるケースが多いのが本当に残念でなりません。

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宮本文義さんが改築工事で死亡した原因

宮本文義さんは改築工事の作業員とみられ、当時も何らかの作業をしていたのでしょう。

屋根が崩壊し下敷きになってしまった原因として、雪の重さのためとされています。

雪の重さについては、以下のようなデータがあります。

1立方メートルあたりの屋根雪の重さは一般的に300kgと言われています。 例えば、自動車(4人乗ファミリーカー想定)の平面積を約8平方メートルで計算した場合、50cmの積雪では、1200kg程度の荷重がかかることになります。

東山小学校の当時の様子がこちら。

かなりの雪が積もっているのが分かりますので、かなりの重力だったのでしょう。

改築中の屋根、要するに弱った屋根の上に、これだけの雪が積もってしまったことで事故が起こってしまったのでしょう。

東山小学校の天井崩壊を防ぐために必要だったことは?

東山小学校の天井崩壊は雪の重さのために起きたとされています。

なので、まずは屋根の雪を除去する必要があったと言えます。

ただ、これは結果論になってしまいますので、今回のような事故が起こるケースがあるということを学び、工事を休止することや、休校をして校舎の安全を確認する必要も出てくると思います。

雪の積載が激しい地域だと、イタチごっこになってしまうかもですが、放置すると事故が発生する確率が上がるでしょうから、一般の住まいでも雪を甘く見ず屋根の雪除去は優先して行いたいですね。

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宮本文義さん死亡の責任はどこにある?

宮本文義さんにも家族がいるでしょう。となると今回の事故に関して賠償責任を求める可能性があるでしょう。

では、今回の事故の責任はどこにあるのでしょうか?

普通に考えれば、小学校もしくは工事会社でしょう。

作業が困難な状況で作業させたとなると、工事会社の問題なのかなって感じはしますが、詳しくはまだ分かりませんが、恐らく労災の対象になるのではないでしょうか?

宮本文義さん東山小学校で天井の下敷きになった事故についての世間の反応

うぉっしーうぉっしー

足場関係者ですが、画像を見る限り、これはHパネルと言ってパネル下の補強によって積雪何センチ以上で除雪と決まっております。この雪を見る限り除雪範囲内だしここ数日雪が降ってないので除雪を怠ってたのと、パネル下の足場ですが、足場自体も施工が悪いとおもいます。パネルのサイズが分かりませんが、一枚1tちかくあります。規定はありますが多少の事で崩落することはないです。
足場、地盤、施工方法等取っても
ゼネコン、足場業者共に責任ありですね。
ここのリース会社から図面は出てるはずなので、施工通りしてれば問題はないはず。
鳶業者として、パネルの崩落とかは120%ありえません。下に何十人何業種の人がいて、降雪時にも影響ないよう作業出来るようにしてますので。

ぺんたんぺんたん

雪が降ること自体が珍しい地域ならまだ不慣れとかあるかもだが、札幌ならばこの時期の積雪による強度は当然計算されているはずだし、工事をする上できちんとした規定、決まりがあるはず。つまり雪の重みで崩落したのであれば、規定通りの強度を当初からもっていなかったか、あるいは除雪等の必要な作業を怠った以外ありえない。つまり人災で労災です。

ウシリウシリ

雪国以外だとあまり意識することはないかも知れないが、屋根には積雪や荷重の基準があり、それを超えると当然のように崩落の危険がある。これが仮に沖縄での出来事なら想定外だろうけど、北海道なら想定内で雪降ろしをしなかったことによる過失でしかないんじゃないかな。

うさるうさる

間違いなく労災だろうな、事故調査を行って、元請けは事故の原因を解明し、発注者に報告する義務がある。
北海道で雪の重みで改築中の天井が落ちる事を予測範疇外には出来ないよ。
死亡事故であれば指名停止ですね。

ライアンライアン

最近、工事関係の悲惨な事故が増えてきたよな。
もう一度現場監督の見直し、現場の声を聞いて安全の度合いを上げないと。

ふぉっくんふぉっくん

ご冥福をお祈りします。
ご家族もお辛いでしょうし、通っている子ども達のメンタルも心配です。
学校を良くしようとしてくれたのに、その作業員の方が亡くなった。
自分のおじいちゃんに近い世代の人が亡くなった。
屋根が潰れたらこんなに建物が壊れる。
どんな衝撃でしょう。
先生、親御さん達、子ども達のケアを何卒お願いします。

白べぇ白べぇ

工事現場や工場などでの事故は無くならないものなのか。
他の事故でも同様であるが、ベテラン作業員が事故に遭っているケースが多い。
法律や会社規定などでは安全に作業することになっているが、ベテラン作業員は作業に慣れており、安全を疎かにしがちなのではないか。
経験豊富な作業員であっても、規定などを遵守するように、作業員の責任も明確にすべきである。
根本原因を究明しなければ、会社だけを対象に法律や各種規定を改正しても効果がない。

コランコラン

隙間から見える足場支保工がワンスパンしか見えないのは不思議??雪国でない関西圏でももう少し支保工入れるが雪は勘定外??
最近現場で大きい事故多いのは、職人が少ない素人同然のなんちゃって職人が多いのと、施工管理技士をアウトソーシングして利益優先にしすぎて管理者も素人同然が多い。地域の土地柄に適した人材を地域企業が育てて職人が出来るが、仕事を覚える時間と経験年数を嫌う傾向の昨今が招く事故!!

パニーカルパニーカル

改修作業中の不安定な状態の屋根が、重みに耐える事が出来なかったのだろうか。
施工や工程になにか不備があったのなら、業者の責任になってしまう。
危険作業なら複数でかかるとかの指示はなかったのだろうか。
事故につながった何かの原因があるはずだ。
現場の精査も必要だが、指示系統がどうなっていたかも調査しなければなりません。

あまりにも雪が積もっている地域であれば、小学校に限らず会社なども休みにする必要が出てくるかもしれませんね。

古い校舎+雪の重さという不運が重なったことで、宮本文義さんは下敷きになってしまいました。命を張って作業してくれている人たちに感謝しないといけませんね。

宮本文義さんのご冥福をお祈りします。

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